アンダーグラウンド 秘密の部屋
どうも!むらとんです
今回のテーマは昔の思い出です。
自分が18歳くらいの時の話なんですけど、その時の自分は同性愛者として地元で生活をしていくことに限界を感じていました
このまま嘘をつきながら生きていくのは苦しすぎる…
そう思い、派遣でバイトした30万円を握りしめて
東京に何も持たずに飛び出したのでした
一応ネットで泊めてくれそうな人を捕まえていましたが、今思うと初対面の人の所に
いきなり転がり込むとかクレイジーすぎるw
そうして転がり込んだ人と付き合う事になり、東京での生活は始まりました
まともに付き合うのは初めてぐらいの彼氏でした。
最初はパチンコ屋でバイトしながら同性愛者だということは隠して生活していたんですけど
せっかく東京に来たんだから、ここでは正直に生きてみよう!
周りに自分の昔を知っている人はいないし、別に隠さなくてもいいやっ!と思い
同性愛関係の仕事を探すことにしました、
そこで見つけたのが秘密の部屋の仕事でした。
同性愛者の出会い方、集まる場所とは
当時の出会いのツールと言えば
ガラケーを使った掲示板だったり、あんまり人が来ないような特定の夜の公園
同じく人が来ない特定の銭湯、新宿2丁目のゲイバー
ぐらいしか出会う方法がなかったと思います
そして自分が働くことになった秘密の部屋とは同性愛者が出会いを求めつつ
寝泊まりする満喫みたいなホテルだったんです。
ここから書く内容は嘘のようなホントの話です
同性愛者が集まるホテルってだけ聞けば、そんなにクレイジーな感じはしませんが
そのホテルのシステムが異常すぎて、いま思い出すとめちゃくちゃでしたね
ホテルの作り、ルールについて
そのホテルは何の変哲もないマンションの1室で
中は顔がギリ見えるくらいの暗さ、入ったらすぐ受付があります
自分はそこで受付のバイトをすることになりました、
このホテルは普通のホテルとは違い、
やばいルールがたくさんあったので
下にまとめます。
① 入場したら全員ロッカーに服を預けて裸になる
② ホテルの中にいるお客さん同士で裸でマッチングする
③ マッチングできたら、好きな部屋を使って即SEX!!
④ マッチングに失敗した人も、成功した人のSEX鑑賞、または乱入OK!!
⑤ 基本的に部屋に鍵がなく、SEX中のプライバシー0
⑥ 入場料は年齢によって価格が変わる、1000円~2000円ぐらい
マッチングしやすく、貴重な若い人は1000円
⑦ ホテルによっては特色があり、条件次第では入場できない
例 太ってる人やおじいさんはNGなど
⑧ マッチングできないくらいお客さんが少ない時は、従業員も襲われそうになる
⑨ お店専用の掲示板があり、中にいるお客さんの書き込みが宣伝になる
⑩ 営業時間中なにかしらのおたけびか喘ぎ声が聞こえてくる
ざっと書きましたがまじでヤバいですね、クレイジー以外の何物でもない
もう嘘にしか聞こえないLVですけどホントの話ですよっ!!w
勤務で経験したあんなことやこんなこと
田舎から出てきた自分には毎日がありえないことの連続で、
今まで隠して生きてきた時間は何だったんだろう、こんな世界がホントにあるのか?
ってぐらい衝撃の日々でした
まずありえない割引サービスですね
このホテルはマッチングしてSEXするのが目的なので体の一部で割引が出来ます
そうアレですよアレ 男性の息子をクーポンとして使えます
デカマラ割ですw
なんだよデカマラ割ってパワーワードすぎるやろ…
しかもですよこれ従業員が測るんですよ、根元に定規押し付けて
ありえなくないですか??w
お客さん「あのーデカマラ割したいんで測ってもらっていいですか?」
従業員「はーい測りますんで、勃起させてくださーい」
これっこのやり取りがシュールすぎるんですよっ
こんな仕事あります??
まじヤバいでしょ、そこまでして500円安くしたい??w
もうマジで我慢汁とかだらだら出てる奴もいるし、笑っちゃいますよ普通に
でもデカマラ割でとか言える奴って自分の見てほしい変態がメインなんでそれもまたやっかいなんだよな、「自分結構大きいんですよ グへへ」みたいな
なんか他にもエロい下着をつけてたら割引とかもあった気がするけど、何を持ってエロいと判断するのかとか意味不明ですよねw
汚いおっさんが訳わかんない紐パンみたいのはいてても別にエロくないですしね、
ただの趣味だろって話ですからね
なんか若い人の割引も免許書とかで確認するんですけど、よく個人情報出せるなって
当時は思ってましたw
お客さんが少ない時は危ない! 勤務中も自分の身を守らなければいけない
朝方とかになってくると人も減ってくるんで、
お客さん同士のマッチングが難しくなってきます
そうなるとお客さんが餓えはじめて、
従業員に対してナンパしてきたり、抱きついて来たり、オナニーしながら近づいてきます
対処を誤るとレイプされるんじゃないかって思った事何度もあります
マンションの外でも待ち伏せとかよくされてましたし、危なかった
悪いことばかりではない、正直に生きるのは素晴らしい
こんな事ばっかり書くとありえない職場だとは思うんですけど
正直楽しかった
危ないことも、辛いこともたくさんあったはずなのに
なんでかは明確で、その職場にいた間は人生で一番嘘つかなかった時期だから、
人生で初めて同性愛者の友達が出来たのもその時で、いまでもその関係は続いています
しなくてもいい経験なんてないんだって 今は思います
今回はアンダーグラウンドな思い出話でしたけど、
世の中には知らなくていい事、むしろ知らないほうがいい事もあるので
これを信じるか信じないかはあなた次第です。
最後までありがとうございました